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FreeBSD-13.0-RELEASE-amd64をVMware-workstation-12.5.5にインストール

(更新) (公開)

はじめに

Windows 10 Pro x64
VMware-workstation-12.5.5
FreeBSD-13.0-RELEASE-amd64-dvd1.iso
の組み合わせで作業しています。
・OSのインストール
・IPアドレスの設定
・teratermでsshでログイン
まで行います。


VMware操作

isoを選択します。




仮想マシンの名前と保存先を決めます。




ここで、「ハードウェアのカスタマイズ」を押して、メモリを1GBに変更します。変更しない場合、大半のケースでインストールが先に進まなくなりました。(なぜか、問題無かったときも有りました。)


スライダか、直接入力で、1024MB = 1GB にします。



メモリ:1024MB になっていることを確認して、完了ボタンを押します。




途中で止まるケースでは、以下の症状です。

症状1

ファイルの展開の途中でエラーになり、5の手順まで戻ります。



症状2

何も入力が受け付けられません。
症状1からやり直した場合、この症状になります。
CTRL + C で4の手順まで戻りますが、またこの症状2で止まりました。



インストール画面 基本設定

1を押すか、そのまま待ちます。



Install を選択して、エンターキーを押します。



↓ キーで 「Japanese 106」まで移動して、スペースキーを押します。




スペースキーを押すと、「Test jp.kbd keymap」に戻りますので、 ↑キーで「Continue with jp.kbd keymap」を選択してエンターキーを押します。



ホスト名を入力します。



kernel-dbg, lib32 選択状態で、今回特に変更せず、エンターキーを押します。

各選択肢は、FreeBSD公式サイトによりますと、以下の説明になります。

base-dbg - デバッグシンボルを有効にしたベースツール (cat, ls や他の多くのツール)。

kernel-dbg - デバッグシンボルを有効にしたカーネルおよびモジュール。

lib32-dbg - 32-bit のアプリケーションを 64-bit 版の FreeBSD で実行する際に必要となる互換ライブラリ (デバッグシンボルは有効)。

lib32 - 32-bit のアプリケーションを 64-bit 版の FreeBSD で実行する際に必要となる互換ライブラリ。

ports - FreeBSD Ports Collection は、 サードパーティ製ソフトウェアパッケージのダウンロード、 コンパイル、 インストールを自動化するように設計されたファイルの集まりです。 Ports Collection の使い方については、 4章アプリケーションのインストール - packages と ports で説明します。
警告: インストールプログラムは、 システムのディスクに十分な空き容量があるかどうかを確認しないので、 ハードディスクに十分な容量があるときだけ、 このオプションを選択するしてください。 FreeBSD 9.0 では、Ports Collection が必要とする容量は、 約 500 MB です。

src - FreeBSD のカーネルおよびユーザランド両方の完全なソースコードです。 ほとんどのアプリケーションは必要としませんが、 デバイスドライバやカーネルモジュール、 Ports Collection のアプリケーションによってはコンパイル時に必要となります。 このソースは、FreeBSD そのものの開発に使うこともできます。 すべてのソースツリーをインストールするには 1 GB のディスク容量を必要とします。 また、FreeBSD システム全体のコンパイルには、 さらに 5 GB の容量が必要です。

tests - FreeBSD テストスイート。



ファイルシステムをZFS, UFS, 細かく設定するかですが、今回、Auto (ZFS) を選択し、エンターを押します。

ZFS, UFS の違いは、ざっくりと以下の説明になります。

UFSのメリット : ZFS と比較して少ないメモリで動作する

UFSのデメリット : ファイルシステムの容量はディスクパーティションに依存する

ZFSのメリット : パーティションにとらわれずに柔軟にファイルシステムのサイズを変更できる

ZFSのデメリット : メモリ使用量が大きい (搭載メモリ 4GB 以上を推奨)

より詳しい説明は、 こちら(freebsd.seirios.org) です。


今回、特に何も変えるべきものが無いため、エンターを押します。

各選択肢は、FreeBSD公式サイトによりますと、以下の説明になります。

Pool Type/Disks - プールを構成する Pool Type およびディスクについて設定します。 ZFS の自動インストーラは、 現時点で、ストライプモードを除き、 単一のトップレベルの仮想デバイスの作成のみに対応しています。 より複雑なプールを作成するには、 「シェルモードによるパーティションの作成」 で説明されている方法で作成してください。

Rescan Devices - 利用可能なディスクの一覧を再表示します。

Disk Info - Disk Info メニューを使って各ディスクを調べることができます。 パーティションテーブルやそれ以外のデバイスモデルナンバーおよびシリアルナンバーといった情報も、 可能であれば調べることができます。

Pool Name - pool の名前を設定します。 デフォルトの名前は zroot です。

Force 4K Sectors? - 4K セクタを使用するようにします。 インストーラは、デフォルトで 4K の境界に整列するようにパーティションを自動的に作成し、 ZFS が 4K セクタを使用するようにします。 これは 512 バイトセクタのディスクでも安全で、 512 バイトのディスク上に作成されたプールが将来的に 4K セクタのディスクを追加できるようにしておくことには、 ストレージ容量の追加や壊れたディスクの交換時に恩恵があります。 有効にするか無効にするかを選択して Enter キーを押してください。

Encrypt Disks? - GELI を使ってディスクを暗号化できます。 ディスクの暗号化の詳細については、 geli によるディスクの暗号化 をご覧ください。 Enter キーを押して、 暗号化を有効にするか無効にするかを選択してください。

Partition Scheme - パーティションスキームを選択します。 ほとんどの場合において、GPT が推奨されます。 別のスキームを選択する場合には、 Enter キーを押してください。

Swap Size - スワップ容量を設定します。

Mirror Swap? - スワップ領域をディスク間でミラー化します。 スワップ領域をミラー化すると、クラッシュダンプを取得できないので、 注意してください。 Enter キーを押して有効/無効を設定してください。

Encrypt Swap? - スワップ領域を暗号化します。 システムの起動時に一時キーをとともにスワップ領域を暗号化し、 再起動時にキーは破棄されます。 Enter キーを押して有効/無効を設定してください。 詳細については、 swap 領域の暗号化 を参照してください。



10

「stripe」を選択したままエンターキーを押します。

「Select Virtual Device type」については、以下の説明になります。

今回1台のストレージしかマウントしていませんので、stripe一択になります。

各選択肢は、FreeBSD公式サイトによりますと、以下の説明になります。

stripe - ストライピングでは、 接続されているすべてのデバイスの最大容量を使用できます。 ただし、冗長性はありません。 一つのディスクが壊れるだけでプールにあるデータは失われてしまい、 取り返しがつきません。

mirror - ミラーリングは各ディスク上にあるすべてのデータの完全なコピーを保存します。 ミラーリングでは、並列にすべてのディスクからデータを読むため、 読み込みのパフォーマンスが向上します。 書き込みのパフォーマンスは、 データが並列にすべてのディスクに書き込まれるため、遅くなります。 1 つを除くすべてのディスクが壊れることを許容します。 このオプションを選択するには、 少なくとも 2 つのディスクを必要とします。

raid10 - ストライピングミラー。 最も効率は良いですが、ストレージ容量は少なくなります。 偶数のディスクが必要で、 少なくとも 4 つのディスクが必要です。

raidz1 - シングルパリティの RAID。 1 台のディスクの故障に耐えられます。 少なくとも 3 つのディスクが必要です。

raidz2 - ダブルパリティの RAID。 同時に 2 台のディスクの故障に耐えられます。 少なくとも 4 つのディスクが必要です。

raidz3 - トリプルパリティの RAID。 同時に 3 台のディスクの故障に耐えられます。 少なくとも 5 つのディスクが必要です。



11

ディスクの選択画面ですが、da0 を選択しないといけないため、スペースキーを押します。



* 印が付いたら、エンターキーを押します。



12

「ディスクの内容が消えるけど、本当に良いか?」と聞いてきますので、YES を選択してエンターキーを押します。




13

rootのパスワードを入力します。(2回)



インストール画面 IPアドレス設定

14

em0 を選択して、エンターキーを押します。
em0 は、VMwareのLANデバイス名ですので、実機の場合やVMwareの違いによって、異なります。



15

「IPv4 の設定をするか?」ですが、Yes を選択して、エンターキーを押します。



16

「DHCP を使うか?」ですが、今回、固定IPアドレスを設定しますので、No を選択して、エンターキーを押します。



17

IPアドレス, サブネットマスク, Default Routerの設定を行い、エンターキーを押します。

IPアドレス入力

↓キー

サブネットマスク入力

↓キー

Default Router入力

エンターキーの操作です。



18

「IPv6 の設定をするか?」ですが、No を選択して、エンターキーを押します。



19

Search, DNSサーバーの設定を行い、エンターキーを押します。

Search入力
↓キー
DNSサーバー入力 エンターキーの操作です。

Searchは、resolv.confのsearchにあたるのですが、

search itccorporation.jp の場合、

xxx.itccorporation.jp

yyy.itccorporation.jp

があるとき、

ping xxx や telnet yyy だけで、

xxx.itccorporation.jp

yyy.itccorporation.jp

のIPアドレスを検索してくれるという意味です。



インストール画面 その他の設定

20

「Asia」を選択してエンターキーを押します。



21

「Japan」を選択してエンターキーを押します。



22

「タイムゾーン=JST で良いか?」ですが、Yes を選択してエンターキーを押します。



23

矢印キーで今日の日付を選択します。
タブキーで月、年、日付カレンダーの移動になります。

-, + キーの場合は、1日ずつ選択が動かせます。



24

時刻を入力して、エンターキーを押します。

←キーでSkip,Set Time,秒,分,時間の移動

↑キーで数字が下がる

↓キーで数字が上がる

→キーで右の枠に移動

の操作方法です。



25

NTP サーバーを使って、時刻を合わせたいため、 ntpdate を選択し、スペースキー、 ntpd を選択し、スペースキー、 エンターキーを押します。

各選択肢は、FreeBSD公式サイトによりますと、以下の説明になります。

local_unbound - DNS のローカル unbound を有効にします。 この設定はベースシステムの unbound に対するもので、 ローカルキャッシュフォワードリゾルバとしての利用のみを想定しています。 ネットワーク全体のリゾルバを設定したいのであれば、 dns/unbound をインストールしてください。

sshd - セキュアシェル (SSH) デーモンは、 暗号化された接続上でリモートアクセスするために使われます。 システムがリモートログインを必要とする場合のみ、 このサービスを有効にしてください。

moused - システムのコンソールで、 マウスを利用する時に、このサービスを有効にしてください。

ntpdate - 起動時の自動時刻同期を有効にします。 この機能は、現在 ntpd(8) デーモンでも利用できます。 猶予期間が経過したら、ntpdate(8) ユーティリティはその役目を終える予定です。

ntpd - 自動時刻同期のための The Network Time Protocol (NTP) デーモン。 ネットワーク上に、 Windows®, Kerberos または LDAP サーバがあるときには、このサービスを有効にしてください。

powerd - 電源の管理およびエネルギーを節約するための電源コントロールユーティリティ

dumpdev - システムのデバッグを行う上で、 クラッシュダンプを有効にすることは有用です。 可能であればクラッシュダンプを有効にすると良いでしょう。

ntpdateは、起動時だけでなく、

# ntpdate [NTPサーバー]

で手動でNTPサーバーを使って時刻を合わせられます。




26

今回、特に何も変えるべきものが無いため、エンターを押します。

各選択肢は、FreeBSD公式サイトによりますと、以下の説明になります。

hide_uids - 情報漏洩防止のため、特権のないユーザが、他のユーザ (UID) により実行されているプロセスを見れないように、 他のユーザが実行しているプロセスを隠します。

hide_gids - 情報漏洩防止のため、特権のないユーザが、他のグループ (GID) により実行されているプロセスを見れないように、 他のユーザが実行しているプロセスを隠します。

hide_jail - 特権のないユーザが、jail の中で実行されているプロセスを見れないように、 jail で実行中のプロセスを隠します。

read_msgbuf - 権限のないユーザが、dmesg(8) を使ってカーネルログバッファのメッセージを見ることで、 カーネルメッセージバッファを読むことを無効にします。

proc_debug - ptrace() および ktrace() といった procfs 機能を含む、 さまざまな特権のないプロセス間のデバッキングサービスを、 特権のないユーザが無効にしないように、 プロセスデバッキング機能を無効にします。 このオプションによって、PHP などのスクリプト言語に対する組み込みのデバッキング機能と同様に、 たとえば lldb(1), truss(1), procstat(1) などの特権のないユーザによるデバッキングツールも無効になります。

random_pid - 新しく生成されるプロセスの PID をランダム化します。

clear_tmp - システムの起動時に /tmp を空にします。

disable_syslogd - syslogd ネットワークソケットを閉じます。 デフォルトでは、FreeBSD は syslogd を -s を使った安全な方法で実行します。 これは、外からのポート 514 に対する UDP リクエストを待機しません。 このオプションを有効にすると、 syslogd を -ss フラグで実行します。 このフラグにより、syslogd は空いているどのポートからも受け付けません。 詳細は、syslogd(8) をご覧ください。

disable_sendmail - sendmail MTA を無効にします。

secure_console - このオプションを有効にすると、シングルユーザモードに入る際に、 プロンプトに対して root パスワードが必要となります。

disable_ddtrace - DTrace は、 実行中のカーネルに実際に影響を及ぼすモードで実行できます。 破壊的なアクションは、明示的に有効にしない限りは利用できません。 破壊的なアクションを実行できるようにするには、 -w を使って DTrace を実行する必要があります。 詳細については dtrace(1) をご覧ください。


27

「一般ユーザーを追加するか?」ですが、Yes を選択してエンターキーを押します。



28

「admin」というユーザーを追加します。
ここでは、以下の設定にします。
ユーザー名:admin
Uid:空いている番号(そのままエンター)
group:admin と wheel
Shell:tcsh
※他は、この手順の場合、デフォルト(そのままエンター)です。

wheelグループの場合、後でsshで接続して、rootになることができます。




29

最後に今まで設定してきた内容を修正できますが、今回は必要無いため、そのままエンターキーを押します。



30

「コマンドラインで何か設定する事が有るか?」ですが、No を選択してエンターキーを押します。



31

Reboot を選択してエンターキーを押します。



32

1を押すか、そのまま待ちます。



33

インストール成功です!

「error resolving pool・・・」の表示は、インターネットに接続できないため、NTPサーバーへの接続に失敗しました。



ssh接続

34

teratermでssh接続します。
チャレンジレスポンス認証になります。



35

ssh接続できました!



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