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Rocket.Chatを使ってみた

(更新) (公開)

はじめに

CentOS-8.3 にインストールした Rocket.Chat-3.13.3 を少し使ってみました。少し使ってみただけで、マニュアルとかではありません。
Webブラウザの画面は、全てMicrosoft Edgeブラウザを使用しています。


初回管理者登録

管理者情報

管理者の名前、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力します。
この画面で一番に登録した人が管理者です。
名前:表示名
ユーザー名:アカウントID
の関係です。

ユーザー名は半角文字(英数字・ドット・マイナス)だけ使用可能です。



組織情報

自社で使う分には、入力内容は何でも良いと思います。


サーバー情報

「電子メールを介した2ファクタ認証の新規ユーザーの自動選択」ですが、英語では、「Auto opt in new users for Two Factor via Email」でして、プロフィール関連のアクション(メールの変更、パスワードの変更、アバターの変更)でメールを使用して、2FA(二要素認証)が求められるようです。


サーバーを登録する

今回、(メール送信以外)インターネットとは無関係で運用したいので、「次を自分で実施し、スタンドアローン利用する」にします。



ワークスペースを開く

「ワークスペースを開く」をクリックします。



ユーザー登録

ユーザー登録方法1

管理者以外でアクセスすると、このような画面になりますので、「新しいアカウントを登録」にて、アカウント登録できます。


ここで入力するのは、名前です。


ユーザー名を入力します。

ユーザー名は半角文字(英数字・ドット・マイナス)だけ使用可能です。

※ユーザー名「太郎」とエラーにしています。




ユーザー登録方法2

管理者でログインします。


アカウントのアイコンのところをクリックして、「管理」をクリックします。


「ユーザー」をクリックします。


「+ New」をクリックします。


「ユーザーを追加」部分に新規アカウント情報を入力します。


「パスワードの変更を要求」の部分は、初回ログイン時にパスワードの変更を強制するかどうかです。今回は、有効にします。


「保存」をクリックします。
※「バイオ」と書いてある部分は、バイオグラフィーの事です。



追加したユーザーでログイン

ユーザー名(半角英数)、パスワードでログインします。


パスワードを変更します。

「パスワードの変更を要求」を有効にした場合です。



新しいチャンネルを作成

チャンネルを追加します。

「チャンネル」は、"トークルーム"と同じ意味です。「ルーム」や「Room」と書かれている場合もあります。

「新しいチャンネルを作成」アイコンをクリックします。


「チャンネル」をクリックします。


必要事項入力、設定後、「作成」をクリックします。

「暗号化」は、おろらく開発中のため、有効化できませんでした。

今回、「プライベート」を有効にしたため、招待を受けた人しかトークに参加できません。「Add Members」に入れておけば、招待せずに参加者となります。後で招待することもできます。



メッセージ入力

基本


画面下の入力欄にメッセージを入れて送信ボタン(入力欄の右のボタン)を押すと入力したメッセージが反映されます。


文字修飾

一番下の 「B」アイコンをクリックして、文字を入力すると、太字になります。 *は、自分で入力しても良いです。 ただし、*[スペース]太字[スペース]* のようにするのは、NGです。

その他、「B」の右隣から
_斜体_

~取り消し線~

`インラインコード`

```
マルチラインコード
```

になります。

KaTeX(数式表示)も対応しているようで、

https://katex.org/docs/supported.html のサンプルを元に記述します。

ただ、サンプルに

\tilde{a}
とある場合、\[ \] で囲んで、
\[\tilde{a}\]
としないといけませんでした。

また、複数行の場合、1行にしないといけませんでした。

\begin{matrix}
   a & b \\
   c & d
\end{matrix}

\[\begin{matrix} a & b \\ c & d \end{matrix}\]

※改行は、CTRL+エンター、または、SHIFT+エンターですが、<br>と表示されてしまいます。

[URLリンク](https://itccorporation.jp/)などのMarkDown記法もできましたが、ヘッダー(# title)は、初期状態の場合、そのまま「# title」と表示されて、Markdownと認識させるために 管理→メッセージ→Markdown→「ヘッダーを有効にする」 の有効化が必要でした。


メンション機能

メッセージ欄に @ユーザ名 をつけると、対象のユーザにメッセージが来たことをメール等でおしらせする事ができます。※これを メンション 機能といいます。


ユーザ名 メッセージ の表示になります。


引用

メッセージを選択して、「引用」アイコンをクリックすると、新規メッセージの下に引用されたメッセージが表示されます。





スレッド

メッセージを選択して、「スレッドで返信」アイコンをクリックすると、そのメッセージ関して、スレッドを作成して、議論できます。(そのメッセージに関するやり取りが起点メッセージのところでまとめられます。)




ファイル送信

メッセージ入力欄の+マークを選択します。


ファイルを追加する から コンピューター を選択します。


ファイルを選択します。



メッセージの下にファイル名、画像(.gif, .png, .jpg)の場合は、画像がそのまま表示されます。

.bmpは通常ファイル扱い。.svgは、エラーになりました。


画像をクリックすると、拡大表示されます。


ファイル名の横にある、下矢印のアイコンを選択すると、ファイルのダウンロードが行えます。


アプリ

Windows アプリ

https://github.com/RocketChat/Rocket.Chat.Electron/releases/ から rocketchat-setup-3.1.1.exe をダウンロードしてインストールしてみました。


最初にサーバーURLを入力します。


メールアドレスまたはユーザー名、パスワードを入力してログインします。


ログインできました。左側のアイコンは、サーバーが選択できるようです。(サーバーは上のファイルメニューで追加できます。)その他、上のメニュー以外ブラウザ画面とほぼ同一のインターフェイスのようです。



アプリ版は、OSの通知がありました。


Android アプリ

ようこその画面が正しく表示されないようでした。(日本語の取得に失敗している?)
※バージョンは、4.16.1.23831 です。



構わず、青いボタンで先に進めると、また正しく表示されませんが、エラーメッセージから推測して、Rocket.ChatサーバーのURLを入力しました。


エラーになり、先に進めず、今回は断念しました。

エラー内容によると、http:// だからのようです。https:// にする必要があります。


iOS アプリ

Android版同様、ようこその画面が正しく表示されないようでした。(日本語の取得に失敗している?)
※バージョンは、4.16.1.23838 です。



構わず、青いボタンで先に進めると、また正しく表示されませんが、エラーメッセージから推測して、Rocket.ChatサーバーのURLを入力しました。


ログイン画面まで進んでログインできました。

最初「ログイン」ボタンが反応しなかったのですが、もう一度起動したら反応しました。


通知機能が使えて、特に問題無さそうでした。


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